LowCost

「本当のローコスト住宅」とは

「本当のローコスト住宅」とは

ローコスト住宅とは、一般的に1,000万円台の建物本体価格の建物だと言われていますが
1,000万円台ですので19,999,999円までの建物本体価格の建物の事がローコスト住宅と呼ばれています。

この場合の「ローコスト」とは「建物本体の購入価格のみ」を指しており、電気料金や食料品、ガソリンやガス等のエネルギー関係など、
様々な物価が上がっている現状の中、住宅にかける費用を削減したいという思いから需要が生まれています。
ですが住宅性能を重視しないローコスト住宅は、月々の光熱費用やメンテナンス費用まで考えると結果的に「ローコスト」になっているのでしょうか?
  • 建築時にかかる費用

    一例を出し計算してみたいと思います。



    例えば、
    ローコスト住宅 延べ床坪数30坪の家(本体)価格と言われる金額が1,700万円だとします。
    そこに、 付帯工事等が一般的に350万円前後必要だと言われています。


    ①建物本体+付帯工事込で2,050万円

    その上、建築する為必要な土地関連費用 土地購入費、敷地に上水道や下水道などの引込や
    地盤が弱く地盤補強が必要だとして補強費 さらに 駐車場やフェンスなどの外構工事などを試算してみましょう。


    ※どれくらいの費用が掛かるのか土地次第なのです。


    土地を1500万円+地盤補強工事50万円+外構工事150万円必要だとしたら合計額は、②1,700万円

    ①建物本体及び付帯工事2,050万円+②土地関連費用1,700万円=土地、建物の合計金額が③3,750万円

    それから、

    一般的に言われる諸経費 土地購入諸経費、住宅ローン諸経費、
    その他雑費が約150万円としてプラスすると 家、土地、諸経費の総金額が④3,900万円


    ※ローコスト住宅を購入した場合でも土地の価格次第ですが3,900万円以上の予算が必要となります。
  • 冷房費・光熱費などのランニングコスト

    そこで、気になる冷暖房、光熱費ですが


    総務省統計局の「家計調査」によると、2022年1〜11月(2人世帯)の水道光熱費の「平均額2万4408円」になるそうです。
    その上、まだ電気料金やガス料金が値上がり続けています。

    一方でローコスト住宅の対極の住宅として「省エネルギー住宅」という言葉があります。

    省エネルギー住宅場合➡私の自宅は、45坪の家に5人で暮らしています。

    冷暖房、光熱費が月平均1万5000円程度で、

    総務省調べの2人世帯より月々約1万円節約をしながら快適に暮らせています。

    現状の電気料金等の値上がり状態で試算してみると今までよりも
    月々1万円から1万5千円ほど実質支払いが増えてくるようです。

    結果、2万円程度の節約するとしたら



    ※30歳で建築をし、80歳まで住んだとして➡年間24万円×50年間=1,200万円お得



    ローコスト住宅に必要な費用よりも600万円さらに上乗せをしても、600万円総支払額が安く
    快適なお家に暮らせる資産となります。

    もちろん家の大きさや、生活の仕方、地域性で月々の光熱費は大きく変動します。
  • 本当のローコスト住宅とは?

    想家工房が考える真に快適なお家は、高くはないがお値打ち価格で
    暑い夏や寒い冬でも快適に過ごせ健康にも優しく、
    日々必要な、冷暖房費や光熱費が削減できる家

    安物買いの銭失いという言葉があるように
    本体価格の安さだけを考慮した一般的なローコスト住宅は
    お客様の為にならないと考えています。

    そして快適性・性能面を重視したお家は、エネルギー消費を抑えるだけではありません。
    自然の力を利用するパッシブデザインを取り入れながら「断熱・気密・換気」の
    バランスが最適な下記のようなお家が完成します。

    冬は「部屋の中の暖かい空気が逃げず、部屋内や部屋間の室温がほぼ均⼀の家」
    「1Fのリビングエアコン1台で家中の暖房が可能な家」
    夏は「室外からの熱気が⼊らずに涼しい家」
    「小型のエアコンでも良く効き朝・⼣は⾵通しの良い家」が実現できます。

    このような性能面や快適性に配慮したお家ででなければ
    ヒートショック(※急激な温度変化が⾝体に及ぼす悪影響のこと)をはじめとした
    様々な健康被害が発生する可能性が上がり、身体に悪影響を及ぼすだけでなく、
    高額な医療費も発生してしまいます。

    私たちはこうした確かな性能の住宅となっているか確認をする為、
    徹底した現場管理だけでなく家の隙間数値を計測する「気密測定」
    断熱材の施工具合を機械で確認する「サーモグラフィ検査」を実施し、
    間違いのない性能を持った住宅のみをお引き渡しさせていただいております。

    これから家づくりを検討されている皆様。必ず性能検査を行った
    間違いの無い確かな性能が保証されたお家で、
    快適で健康的な暮らしをしていただければと思います。