「“気圧と湿気”から家族を守る家へ。太宰府市・筑紫野市で考える、梅雨に強い家づくり」

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注文住宅新築高気密高断熱想家工房ブログ
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第1章|“梅雨バテ”の正体とは?—湿気と住環境が体調に与える影響
「6月になると体がだるい」「朝起きても疲れが抜けない」

そんな“梅雨バテ”の症状に悩む方が、福岡県太宰府市・筑紫野市にも年々増えています。雨が続くこの時期は、気象条件と住環境が複雑に絡み合い、心身の不調を引き起こしやすい時期でもあります。

この章では、まず「なぜ梅雨になると体調を崩しやすくなるのか?」という根本的な問いに、住まいの観点からアプローチしていきます。

▶ 梅雨特有の気象と人の身体の関係

福岡県の梅雨は例年6月初旬から7月中旬ごろまで続き、湿度が80%を超える日が続きます。この高湿度環境において、人の身体は以下のような影響を受けます:

発汗の効率が悪くなり、体温調整がうまくできない

汗が蒸発しにくく、体内に熱がこもる

気圧の変化で自律神経が乱れる

結果、だるさ・頭痛・イライラ・不眠・食欲不振といった体調不良を訴える人が増えるのです。

▶ 室内環境の質が体調を左右する

外気の湿度が高い中でも、住まいの性能が高ければ、快適な室内環境を保つことができます。

ところが実際は、

築20年以上の戸建て住宅では断熱・気密が不十分

古いアパートやマンションは自然換気に頼りがち

という事情から、**「外よりも室内が不快」**という家庭も少なくありません。

特に、

湿度が60%を超えると、カビ・ダニが活発化し、喘息やアトピーのリスクが増す

結露やカビ臭が発生し、睡眠の質が低下

換気不足により、CO2濃度が高くなり、集中力や免疫力の低下につながる

など、住環境の悪さが体調不良の要因になるケースが多々あります。

▶ 太宰府市・筑紫野市に多い住宅の課題

福岡県太宰府市や筑紫野市は、住宅地の多くが1970〜1990年代に整備されたエリアに広がっており、

昔ながらの在来木造住宅(断熱材が不十分)

団地や古い分譲マンション(換気設備が簡易)

が一定数を占めます。

また、山が近く湿気がこもりやすい地形のため、梅雨時期は特に「部屋干しでも乾かない」「寝具が湿気っぽい」といった声が多数。

実際に、福岡県の家屋に関する調査でも、「6月〜7月の電気代が最も高い」と回答する家庭は約6割にのぼります(出典:住宅性能研究会2023年調査)。

つまり、

梅雨=我慢するしかない季節ではなく、家の性能次第で快適に乗り越えられる季節とも言えるのです。









第2章|「なぜか不調…」梅雨時期の体調不良と家の“気密・断熱・換気性能”の関係
梅雨時期になると、なんとなく体がだるくなる。子どもが風邪を引きやすくなる。そんなご家庭、多いのではないでしょうか?

実は、これは単なる気のせいではなく、住宅の性能——特に「気密性」「断熱性」「換気性能」が関係しているかもしれません。



1. 湿度と温度が安定しない家では、自律神経が乱れやすい

断熱性が低い住宅では、外の温度変化に影響を受けやすく、室内温度も上下しやすくなります。梅雨時期は特に、昼と夜の気温差が大きくなるため、寝苦しさや寝冷えなどの不調が起こりやすくなります。

さらに、湿気が溜まりやすい家では、室内のカビやダニが繁殖しやすく、アレルギー性鼻炎や気管支喘息の原因になることも。

高気密・高断熱の家であれば、外気の影響を受けにくく、室温・湿度を一定に保つことができます。

たとえば、想家工房の魔法瓶断熱工法では、外気に左右されない快適な室温を保ちつつ、湿度の上昇を抑える設計がされています。



2. 適切な換気が、空気の“質”を守る
気密性が高い家では、「換気」がより重要になります。
想家工房が採用している“第1種熱交換型換気システム”は、湿気だけでなく、有害物質や花粉、PM2.5なども除去しながら、室内の空気をクリーンに保つことができます。

このように、換気性能が優れた住宅では、

結露が発生しにくい

カビやダニが繁殖しにくい

空気中の有害物質の滞留を防げる

といったメリットがあり、家族の健康を支える大きな役割を果たします。



3. 子ども・高齢者ほど影響を受けやすい

体温調節機能や免疫機能が未熟な子どもや、ご高齢の方は、気温や湿度の変化にとても敏感です。
梅雨の時期、保育園や学校で風邪が流行ったり、室内で熱中症になるというのも、こうした住宅環境が関係している場合があります。

また、室内環境が原因で繰り返し体調を崩すことで、親御さんの看病や仕事への影響も少なくありません。

梅雨の季節を健やかに乗り越えるには、「家の性能」が、家族の健康を守るカギになるのです。










第3章|【事例紹介】太宰府市の共働き家庭が選んだ、梅雨に強い家づくり

ここでは実際に、太宰府市で共働き・子育て世帯が「梅雨時期でも快適に暮らせる家づくり」を実現した事例をご紹介します。

●家族構成と住まいの条件

ご家族:30代共働き夫婦+3歳の男の子+1歳の女の子

お住まいのエリア:福岡県太宰府市(南向きの住宅街)

建物タイプ:平屋/延床面積:30坪(約100㎡)

●抱えていたお悩み

梅雨時期に湿気がひどく、布団や衣類が乾かない

朝から「だるい」と言って起きない日が多く、家族全体が低調

子どもが保育園でしょっちゅう風邪をもらってくる

●改善のために選んだ家づくりのポイント

魔法瓶断熱工法による高断熱・高気密の構造体

外気温の影響を受けにくい構造で、梅雨時期でも室温が安定

エアコンの稼働を最小限に抑えながら快適さを維持

第一種熱交換型の24時間換気システム

湿気を排出しながら、冷暖房効果を損なわずに空気を循環

花粉やPM2.5などの微粒子対策にも効果あり

室内干し専用スペース+除湿機の活用

脱衣所と洗濯室を兼ねたスペースを設計し、雨の日でも快適な洗濯環境を確保

壁面にホスクリーンを設置し、物干し竿が不要な収納型設計に

湿度を感知するIoT対応換気連動センサー

リビングや寝室に設置し、湿度が一定以上になると自動換気が起動

換気のタイミングを「意識しなくても」自動化できるのが共働き家庭に好評

ナノイー発生器や空気清浄フィルターの採用

気象病の一因となる空気の質を整える工夫として、パナソニック製ナノイー発生器を天井埋込

リビングと寝室の両方に空気清浄機を常設し、カビやダニの発生を抑制

●住んでみてどうなった?

朝のだるさが激減し、子どもたちも元気に登園

「洗濯物の乾きが早くなった」「エアコンの効きが自然」と奥様も実感

梅雨の体調不良や風邪の回数が明らかに減少

このご家庭のように、“住環境”を整えることで、梅雨の時期の暮らしは大きく変わります。住宅性能の高さが、家族の健康や快適さを支える要となるのです。











第4章|“梅雨ストレス”から解放される家のつくり方とは?

ここまで、梅雨時期の気象と体調不良、住宅性能との関係を見てきましたが、実際に“梅雨でも快適に暮らせる家”を手に入れるには、どんな工夫が必要なのでしょうか?



1. 温湿度の安定が最大のカギ

まず基本となるのが、「室温」と「湿度」を安定させることです。
温度が一定であれば睡眠の質が上がり、湿度が適正(40〜60%)であればカビやダニの発生も抑えられます。

これを実現するためには、

高断熱な外皮設計(Ua値の改善)

高気密施工(C値の管理)

適切な換気計画(計画換気)
が必須条件となります。

想家工房では、これらを標準仕様として取り入れ、さらに現場ごとに気候データや方位を加味した設計提案を行っています。



2. 内装素材にも注目
目には見えにくいところですが、「調湿性のある内装材」を使うことも、梅雨対策には有効です。

例えば、珪藻土やエコカラットなどの壁材、無垢材のフローリングなどは、室内の湿度を自然に調整してくれる働きがあります。

これらの素材は、梅雨の時期だけでなく、夏や冬の湿度管理にも役立ち、1年を通して快適な空間を作ることができます。



3. 家の中の空気を「循環」させる設計

“空気のよどみ”をなくすためには、間取りの工夫も必要です。

たとえば:

キッチンやリビングの窓を対面配置にする

吹き抜けや階段室を利用して空気の流れをつくる

廊下や収納にも空気が通るように換気ルートを設計する

このように、家の“中”の空気が常に循環するようにすれば、湿気がこもらず、室内の快適性は大きく向上します。

4. メンテナンス性を考慮した設備選び
フィルター清掃や除湿機の設置場所、換気扇のアクセスなど、「メンテナンスしやすい設計」も、快適さを長続きさせるためには重要なポイント。

想家工房では、設備選定の段階から「住んでからのお手入れのしやすさ」まで考慮してご提案しています。  









第5章|“今の家”でもできる!梅雨対策リフォームで健康と快適性を守ろう

「今すぐ引っ越すのは難しい…」というご家庭もご安心ください。実は、今住んでいるお家でも“梅雨対策”は可能です。

ここでは、リフォームによる梅雨対策のアイデアをご紹介します。



1. 窓まわりの断熱改修で結露・カビ対策

古いアルミサッシや単板ガラスの窓は、梅雨時期に結露しやすく、その結果カビやダニが発生しやすくなります。

断熱性能の高いペアガラスや内窓(二重窓)の設置は、コストパフォーマンスが高いリフォーム対策です。

特に太宰府市の古い住宅では、この窓リフォームだけで「結露が激減した」「朝起きたときの冷えがなくなった」といった声も多く聞かれます。

また、遮熱性能を持つガラスやLow-E複層ガラスを採用することで、梅雨時期特有のジメジメ感だけでなく、夏の強い日差し対策にもなります。



2. 換気設備の導入・更新

壁付け型の簡易換気扇では湿気やカビ対策としては不十分なことも。

高性能な熱交換型換気システムの導入で、湿気だけでなく空気中のカビ胞子やPM2.5も効果的に排出できます。

筑紫野市で実施した戸建てリフォームでは、換気設備の見直しによって「梅雨時期でも洗濯物がよく乾くようになった」「部屋のニオイがこもらなくなった」といった改善が見られました。

さらに、24時間換気システムの導入により、室内の空気が常に循環されることで、ウイルスや花粉の滞留を防ぎ、健康的な室内環境を維持できます。



3. 調湿建材の活用
珪藻土や調湿クロスといった内装材は、湿度を自動的に吸放出してくれるため、室内を快適に保ちます。

これらの建材は、壁や天井に使用するだけでなく、収納内やクローゼット、シューズクロークにも応用でき、カビ対策や臭い対策にも効果を発揮します。

「インテリアの一部としても楽しめる」と好評で、想家工房でも採用が増えているリフォーム手法です。

さらに、吸放湿性能のある壁材は、冷暖房効率の向上にも寄与し、電気代の削減にも繋がることから、ランニングコストの面でもおすすめできます。

こうした対策を組み合わせることで、今の住まいでも、十分に“梅雨対策”を実現し、家族全員が健やかに暮らせる住環境を整えることが可能です。   







第6章|専門家が解説!梅雨時の不調と住宅性能の“科学的な”関係

梅雨の時期に起こる不調が、なぜ住宅の性能とこれほどまでに深く関係しているのか——。
その理由を、建築と医療の視点から詳しく見ていきましょう。



1. 住まいと健康の研究が示す“相関関係”
近年、建築環境工学や公衆衛生学の分野では「住まいと健康」の関係についての研究が進んでいます。たとえば、近畿大学・岩前篤教授の研究では、断熱性の高い住宅に引っ越した家庭において、

呼吸器疾患の発症率が低下

睡眠の質が向上

手足の冷えや慢性的な倦怠感が改善
といった効果が確認されています。

特に湿度や気温変化の激しい梅雨時期は、こうした住宅性能の差が体調に与える影響が顕著に現れる季節でもあるのです。



2. ヒートショックだけじゃない!“湿度ショック”のリスク
冬場における「ヒートショック」は広く知られていますが、実は梅雨時期にも“湿度ショック”というリスクが存在します。

高湿度環境下では、体温調整がうまくいかず、疲労感や頭痛、倦怠感が現れやすくなるほか、心疾患や脳血管疾患のリスクも上昇するとされています。

とくに、エアコンのない空間で過ごす時間が長いご高齢の方や、小さなお子さんは、梅雨特有の「蒸し暑さ」に対応できず、知らず知らずのうちに体調を崩してしまう可能性があるのです。



3. 換気性能と“空気中のストレス因子”

湿気だけでなく、空気中のホコリ、カビ胞子、PM2.5、ハウスダスト、VOC(揮発性有機化合物)なども、人体にストレスを与える要因です。

この“空気中のストレス因子”が長時間滞留してしまう住宅環境では、呼吸器系疾患やアレルギー症状の悪化、皮膚疾患、集中力の低下などが報告されています。

高気密住宅では、こうしたリスクを抑えるために「計画換気」が必須です。特に、熱交換型の第1種換気システムは、外気を適切な温湿度に調整して取り入れることで、室内環境を清潔に保ちつつ、エネルギー効率も向上させます。



4. 医師や専門家も注目する“住宅と健康の関係”

日本内科学会や公衆衛生学会などでも、住宅の温熱環境と健康被害の関係が度々取り上げられるようになりました。

福岡県内でも、医師から「冬だけでなく、梅雨時期の健康管理においても住まいの断熱性能や空調管理が重要」と指摘する声が増えており、自治体レベルでの啓発活動も活発化しています。

家族の健康を守る上で、これからの住宅に求められるのは、単に「快適な空間」だけではなく、

湿度と温度の安定

空気の清浄性

生活ストレスの軽減
といった“健康の基盤”としての住環境整備なのです。

次章では、こうした知見をふまえて、実際に梅雨対策に優れた住宅性能を備えた家づくり事例を詳しくご紹介します。










第7章|まとめ:太宰府・筑紫野で「梅雨に強い家」を選ぶことは、健康を守る第一歩

最後に、今回のコラムの内容を整理しながら、太宰府市・筑紫野市で健康に過ごすために「住まい選び」で意識すべきポイントをまとめます。



1. 気象病や体調不良は、住まいの影響も大きい

梅雨時期の「なんとなく調子が悪い」は、決して軽視できません。気圧や湿度の変化に敏感な体は、住宅の温熱環境や空気環境からも大きな影響を受けています。



2. 高気密・高断熱・計画換気が快適性と健康を守る

特に、梅雨の季節に重要なのは、「湿気と温度をコントロールする力」です。家の性能がしっかりしていれば、気候変動の影響を和らげることができ、体への負担も減らすことが可能です。



3. 今の家でも対策できる方法はある
新築だけでなく、既存住宅でもリフォームによって快適性を大きく改善できます。窓の断熱改修や換気システムの導入、調湿建材の使用などは、比較的低コストでできる健康対策です。



4. 早めの対策が将来の医療費を減らすことにも

慢性的な体調不良を放置すれば、医療費や介護の負担にもつながりかねません。快適な住宅環境は、将来の健康リスクを減らす「先行投資」とも言えるのです。

あなたの家族がこの梅雨も元気に過ごせますように。

太宰府市・筑紫野市での健康的な暮らしづくりに、想家工房が力になります。

「新築を考えている」「今の家をリフォームしたい」——どんなご相談でもお気軽にどうぞ。



無料相談・資料請求はホームページまたはLINEから

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施工エリア:福岡市(中央区・博多区・南区・西区・早良区・東区)・春日市・大野城市・太宰府市・筑紫野市・那珂川町・糟屋郡(粕屋町・宇美町・志免町・須恵町)・筑豊地区(飯塚市・田川市・田川郡・嘉麻市・嘉穂郡)・筑後地区(久留米市・小郡市・みやま市・八女市・筑後市・大川市・柳川市・うきは市・三井郡・三潴郡・大牟田市近郊)・朝倉市・甘木市・朝倉郡・佐賀県一部(鳥栖市など)

【想家工房株式会社】

【住所:福岡県太宰府市宰府5-20-16】

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