「筑紫野市、太宰府市🌿 ZEH水準省エネ住宅とは何か」

query_builder 2025/04/10
注文住宅新築高気密高断熱想家工房ブログ施工例
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こんにちは。
想家工房の上田です。
想家工房では福岡市・太宰府市・筑紫野市で注文住宅、リフォーム、リノベーションを行っている会社で、高気密高断熱で、かつそこにぬくもりを感じる素材をプラスし、長きにわたり愛着を持ち続けることができる住宅をお施主様と一緒に作り上げます!
今回は「筑紫野市、太宰府市🌿 ZEH水準省エネ住宅とは何か」についてお話いたします。








🏠第1章|「ZEH」ってなに?今なぜ注目されているのか?

「昨日は暑さでエアコンがフル稼働。今日は雪で暖房は何時間もつけっぱなし…」

これは太宰府市のある家庭のママさんがこぼした一言。

最近の気候は「すごく暑い」「急に冷える」の繰り返し。
これは太宰府市や筑紫野市といった“内陸盆地型の気候”をもつ地域ではよくある現象です。

春や秋は短く、夏は蒸し暑くて冬は底冷え。
さらに突然の大雨や台風なども年々増えており、
“今までと同じ家づくり”ではもう対応しきれない、と感じている人が増えています。

そんな中で注目されているのが「ZEH(ゼッチ)」と呼ばれる住宅。




▶ ZEHとは?Zero Energy House(ゼロエネルギーハウス)の略

住宅の断熱・気密・換気性能を大幅に高めてエネルギー消費を最小限に抑える
太陽光発電などで自らエネルギーをつくり出し、使う分をまかなう
「消費エネルギー ≒ つくるエネルギー」となる住宅を目指す

つまり、使うエネルギーより、つくるエネルギーが多くなるか同じになる「エネルギー収支ゼロ」=ゼロエネルギーの家なのです。





▶ なぜ今ZEHが注目されているの?

政府は2030年までに「新築住宅の平均でZEH基準を達成」することを目標に掲げており、
2025年には「省エネ基準適合義務化」が全国でスタート予定です。

ZEHが注目されている背景には:

地球温暖化対策としての脱炭素社会の実現
光熱費の高騰(特に電気代・ガス代)による家計への圧迫
ヒートショックなど健康被害への懸念
住宅そのものの価値を高める“資産性”の観点
があります。

福岡県でも、2022年から太陽光発電の設置義務化を一部で検討するなど、
“再エネありき”の家づくりが今後ますます進んでいきます。




▶ 太宰府市・筑紫野市における気候とZEHの相性

この地域は:
盆地特有の寒暖差が激しい気候
冬の底冷え(氷点下近くまで冷え込む日も)
夏は蒸し暑く、高湿度で熱中症リスクも高い
年間を通して雨や台風が多い

こうした環境で大切なのは:
室内を一定の温度・湿度に保つ“断熱・気密性能”
快適で健康を守る“計画換気”

万が一の停電時にも安心な“自家発電・蓄電”

ZEHは、まさにこれらの課題に対して、
“まとめて解決できる”住宅のスタイルなのです。

「電気代の不安がない、空気がキレイ、1年中快適な家に住みたい」

それを叶えるのがZEH水準の家。
もはや“理想”ではなく“スタンダード”になりつつあります。








🧱第2章|国の基準で定められた「ZEH水準」の中身とは?

「“ZEH水準”って言うけど、何が違うの?普通の家とどこが違うの?」

そう思われる方も多いと思います。
ここでは、国が定める“ZEH水準”の中身をわかりやすく解説していきます。




▶ 1. ZEH水準=断熱等性能等級5 + 一次エネルギー消費等級6

これは、国交省と環境省が定めている「住宅性能表示制度」に基づく指標です。

断熱等性能等級5:住宅の断熱性能を評価する基準で、等級1(最低)〜等級7(最高)まである中で“中上級”のレベル

一次エネルギー消費等級6:空調・給湯・照明・換気のエネルギー使用量を抑えた高効率な住宅ということ

✅ 太宰府市や筑紫野市の場合、UA値(外皮平均熱貫流率)0.6以下が目安





▶ 2. 太陽光発電を“前提”とした住宅設計
ZEHは「高性能な省エネ住宅+自家発電」がセット。
そのため、屋根形状・方位・勾配もZEH設計では非常に重要になります。

特に:
南向きで日射が確保できる土地の選定
切妻や片流れ屋根で十分な太陽光パネルスペース
屋根強度やメンテナンス性まで考えた設計

太宰府市では南向き傾斜や分譲地内の区画選びもポイントとなります。




▶ 3. 気密・断熱・換気システムのトリプル設計が必須


ZEH水準では単に「断熱材が厚ければ良い」ではなく、
熱が逃げにくい“魔法瓶のような家”
空気が淀まない“計画換気(第1種換気など)”
結露や湿気に強い“透湿性の高い構造”
が求められます。

✅ 福岡のように湿度が高くカビのリスクがある地域では、換気計画が重要!









🌿第3章|ZEH住宅の3大メリット|家計・健康・環境にやさしい暮らし

「そんなに良いなら、実際どんなメリットがあるの?」

ここでは、ZEH住宅に住むことで得られる“3つの大きな効果”について、家計・健康・環境の3つの視点からお話します。



▶ 1. 家計にやさしい!電気代・冷暖房費の大幅削減

ZEH住宅は、断熱・気密・換気が高性能なので、
夏のエアコン効率が高くなり、冷房費が削減
冬は室内の熱が逃げにくく、暖房費が激減
太陽光発電で“自家消費”+“売電”が可能に



▶ 筑紫野市Y様邸の例:
「以前は電気代が月18,000円前後。ZEH住宅に住み始めてから平均6,000円台に。冬場でもエアコンだけで十分暖かいのが驚きでした」





▶ 2. 健康にやさしい!ヒートショック・結露・カビ対策に強い

断熱性能が高いことで、家の中の温度差が少なくなり、ヒートショックのリスクが減少
結露やカビの発生も抑えられ、ぜんそくやアレルギー対策に有効
室温の安定で、体温維持や睡眠の質も向上



▶ 太宰府市K様邸の実例:
「祖父母の介護中にリビングと浴室の温度差に悩んでいましたが、ZEHにしてから冬場の入浴も安心できるようになりました」





▶ 3. 環境にやさしい!未来の子どもたちのためにできる選択

ZEHは単なる住宅性能の高さだけでなく、CO2排出量の削減(地球温暖化対策)
電気を買わずに“つくって使う”自立型の暮らし
災害時に電力供給がストップしても、家庭内でしばらく生活が継続可能

▶ お子さんがいる家庭にとって:

「子どもたちの未来のために、少しでも環境にいい選択をしたい」という声も多くなっています。










🕒第4章|実際の暮らしはどう変わる?ZEH住宅の1日シミュレーション

「性能がいいのはわかったけど、暮らしがどう変わるの?」
そんな疑問にお応えして、ここではZEH住宅に住んでいる“ある共働き家庭”の1日を、リアルにシミュレーションしてみます。

▶ 家族構成(モデル)

場所:福岡県筑紫野市の分譲地
家族:40代共働き夫婦+小学生の子ども2人+祖母
間取り:平屋・3LDK+ファミリークローゼット+太陽光10kW+蓄電池あり



☀ 朝6:00|太陽光が発電開始 → スマートHEMSが自動制御
起床と同時にエコキュートでお湯を使用開始
スマートHEMSが前日の天気と使用量を学習し、効率的に発電・蓄電開始
エアコンは起床1時間前に自動稼働しており、寒い朝も快適な室温に



☕ 朝7:30|家族みんなで朝食 → 室温23℃、湿度40%で快適
断熱性能が高いため、朝の冷え込みも気にならず
換気システムで結露もなく、窓ガラスはクリアなまま
光熱費は太陽光のおかげで朝の使用量分はすでにカバー
子ども:「冬の朝でも、パジャマのままご飯食べても寒くない〜!」



🚌 朝8:30|出発&日中の自動運転モードへ
太陽光で昼間の電力を蓄電池へ自動充電
外出時もHEMSが在宅状況を感知し、電気を自動で節電モードに
留守中も室内は快適温度をキープ(室温変動±1℃)



🏠 夕方17:30|帰宅 → 照明・空調が自動復帰
スマートキーでドアを開けると、LDKの照明とエアコンがON
日中に蓄えた電気を優先使用、電力会社からの購入は最小限
調理家電も一斉稼働でもブレーカー落ちない安心設計
奥様:「外が寒くても、帰ってきた瞬間ホッとできる家って最高」



🌙 夜21:00|お風呂&洗濯タイムも“節約+快適”
エコキュートが深夜電力で自動湯沸かし
浴室暖房・乾燥機も断熱性能で効率良く稼働
洗濯機は太陽光+蓄電池から供給される電気で節電モード



🌃 夜23:00|就寝前の空気も温度も“心地よく保たれたまま”
24時間換気システムで寝室も静かで快適な空気環境
温度差がないので寝つきもよく、夜中に起きる回数が激減



▶ 総まとめ

暖房:タイマー制御&断熱性で少ない消費電力
照明:LED+センサー制御で消し忘れ防止
冷蔵庫やTVなどの待機電力もHEMSが最適化
光熱費:従来より月1.5〜2万円の削減

「家の性能が高いだけで、生活のストレスが減り、家族の笑顔が増える──」

そんな体感を与えてくれるのが、ZEH水準の家なのです。








⚙️第5章|ZEHにするにはどうすればいい?必要な設備と条件まとめ

「ZEH住宅ってどうやって建てればいいの?」
ここでは、実際にZEH仕様の家を建てるために必要な条件と、
具体的な設備・ポイントについて整理していきます。



▶ 1. 必須条件:ZEH認定の基準を満たすこと

ZEHにするには、国が定めた基準(断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量等級6以上など)をクリアし、
BELS評価書などの書類で性能を“見える化”する必要があります。

この評価を受けるには、住宅の断熱性能・設備性能・創エネ性能を定量的に計算することが必須です。
また、地域ごとに設定されているUA値の基準(太宰府市・筑紫野市なら0.6以下)もクリアする必要があります。


✅ ZEHビルダー登録のある会社で設計・施工することが重要!




▶ 2. 基本となる設備と構成

ZEH住宅を成立させるための主な設備は以下の通りです:

【断熱材】吹付ウレタン・セルロースファイバー・高性能グラスウールなど。外張り断熱との組み合わせも
【窓・サッシ】Low-E複層ガラス+樹脂サッシ or トリプルサッシ。窓面積のバランスも重要。
【換気システム】第一種熱交換型(例:ダクト式24時間換気)で、熱のロスを最小限に抑える。
【太陽光発電】5〜10kWが標準(屋根形状や方角により異なる)。片流れ屋根は設置効率◎
【蓄電池】5〜12kWh(停電時の備えにもなる)
【HEMS】家庭用エネルギー管理システム。AIによる“見える化”と“自動最適化”が主流。
【エコキュート】ヒートポンプ式給湯器+スマート制御機能で深夜電力の有効活用


家電や照明まで含めた“住まい全体の省エネ設計”が求められます。





▶ 3. 太宰府市・筑紫野市での注意点

分譲地で多い「北向き土地」では太陽光効率が下がるため屋根設計で補う必要あり
雨・湿気の多い地域のため、外装材・通気層・基礎断熱の選定が重要
高気密化により“換気設計の質”が健康と快適性を左右する
大雨・停電対策として、蓄電池やV2H(電気自動車からの給電)との連携もおすすめ

✅ “誰が建てるか”がZEH成功の鍵を握る、と言っても過言ではありません!




▶ 4. 補助金制度の活用

国の「ZEH支援事業(100〜105万円)」に加え、福岡県や太宰府市でも一部助成あり(年度による)。
子育て世帯・多世帯住宅への加算措置がある年も
地域型住宅グリーン化事業や、こどもエコすまい支援事業との併用が可能な場合も
補助申請のための書類(BELS評価・設計図書・写真記録など)の準備が必要



申請時期や完了報告のタイミングを逃すと“取りこぼし”のリスクも
補助金は年度予算制のため、早めの動き出しが肝心です!
プロに相談して、着工前に“計画段階から補助申請を見据えた設計”をするのがコツです。










✅第6章|まとめ&ZEH住宅を建てるときに見るべき5つのポイント

「じゃあ実際にZEH住宅を建てようと思ったら、何から見ればいいの?」

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
最後に「ZEH住宅を建てる前に絶対に確認しておきたい5つのチェックポイント」をご紹介します。




▶ チェック①|UA値・断熱等級などの“数値”を確認しよう

UA値(外皮平均熱貫流率)は地域で異なる基準がある → 福岡県(6地域)では「0.6以下」がZEH水準

等級5以上、できればHEAT20のG2レベル(0.46以下)を目指すと快適性が段違い

数値は“根拠ある快適性”の証。説明できない会社は注意!




▶ チェック②|太陽光+蓄電池+HEMSの連携力を比較しよう

太陽光は5kW以上が目安。10kW以上なら売電効果も期待大

蓄電池の容量は5kWh〜12kWhで夜間・停電時の安心を確保

HEMS(スマートエネルギー管理)で生活全体の効率化が可能

単なる「省エネ」ではなく、「賢く暮らす」ことができる設備選びがカギ!





▶ チェック③|建てる会社はZEHビルダーかどうか

国に登録されたZEHビルダーのみが補助金の申請資格あり

断熱・気密・換気など、性能住宅の設計・施工実績があるかどうか

施工中も気密測定や断熱材の写真記録など、品質管理が丁寧か?

安心の家は、経験と実績のある会社にしか建てられません!





▶ チェック④|土地条件と屋根の相性を見極めよう
南向きの屋根が確保できるか?影になる建物や樹木は?

屋根形状(片流れ・切妻など)と太陽光の相性も要確認

分譲地では建築条件により制限があることもある

土地選びの時点からZEHを意識することで、性能を最大限活かせます!




▶ チェック⑤|補助金・制度の活用スケジュールを事前確認

補助金は「設計段階からの申請準備」が必要

地域ごとの加算制度や子育て世代向け補助があるか確認

年度予算があるため、早めに動くほど有利!

補助金の取りこぼしを防ぐには、着工前からの“段取り設計”が不可欠!





📌 想家工房からのメッセージ

私たち想家工房は、福岡県太宰府市・筑紫野市を中心に
ZEH高性能住宅を手がけてきました。

全棟気密測定実施

魔法瓶断熱工法+高性能換気で健康も守る家

太陽光・蓄電池・HEMSも自社一貫でサポート

「家族の未来を守るための家を、一緒に考えてみませんか?」

ZEHは、ただの家ではありません。
それは「未来への備え」と「毎日の安心」を手に入れる選択です。


資料請求・見学予約・個別相談は、LINEまたはホームページからお気軽にどうぞ!
このコラムが、あなたの理想の住まいづくりの第一歩になれば幸いです

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施工エリア:福岡市(中央区・博多区・南区・西区・早良区・東区)・春日市・大野城市・太宰府市・筑紫野市・那珂川町・糟屋郡(粕屋町・宇美町・志免町・須恵町)・筑豊地区(飯塚市・田川市・田川郡・嘉麻市・嘉穂郡)・筑後地区(久留米市・小郡市・みやま市・八女市・筑後市・大川市・柳川市・うきは市・三井郡・三潴郡・大牟田市近郊)・朝倉市・甘木市・朝倉郡・佐賀県一部(鳥栖市など)

【想家工房株式会社】

【住所:福岡県太宰府市宰府5-20-16】

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